OmniFind Yahoo! Editionインストールメモ(Windows)

部内の成果物はファイルサーバにフォルダ分けされて管理されているが欲しい材料をすぐに見つけるのは難しい。

そんな状況で、成果物を全文検索できるようにしてほしいと頼まれていろいろ調べているうちに見つけた。OmniFind Yahoo! Edition

こいつはなかなか素晴らしい!

OmniFind Yahoo! Editionって?

企業向け全文検索ソリューション。企業向けのGoogleデスクトップみたいなもの。

  • 0円
  • MS Officeを含む200種類以上のファイルフォーマットに対応
  • 3クリックインストール。めちゃ簡単
  • 日本語対応されている
  • アプリケーションを操作するREST APIが用意されている

インストール手順(Windows

  1. http://omnifind.ibm.yahoo.net/register/form.php でメアドを入力してダウンロード
  2. ダウンロードしたexeファイルをクリックし、インストーラに従いインストール
    1. インストールフォルダの指定
    2. 管理者のアカウントを作成

以上、終了。めちゃ簡単。

OmniFind Yahoo! Editionを起動

  1. デスクトップにアイコンを作った場合は、アイコンクリック。
    1. 作ってない場合は、スタートメニューから。
  2. アプリケーションサーバ(Jetty)上で起動し、ブラウザにログイン画面が表示される。
  3. 作成した管理者アカウントでログイン。管理者画面が立ち上がる

検索対象ファイルのインデックスを作成

ファイルサーバ上にあるファイルを検索対象にするには、ファイルサーバ上のルートフォルダにネットワークドライブを割り当てる必要がある。
今回はYドライブに割り当てた。

  1. 管理画面の「ファイル」>「ディレクトリーに追加、除去、または編集」を選択
  2. ディレクトリーの追加」ボタンを押下し、「Y:\」を指定
  3. 「除外するディレクトリー・パターン」で「*.zip」と指定(zipファイルは検索対象外に)
  4. 「保存」ボタン押下で、インデックスの作成開始
  5. しばらくすると完了

zipファイルを対象外に指定しなかった場合、インデックス作成中にアプリが停止してしまった。
1Gメモリを積んでいるPCだったが、どうやらインデックス作成中にメモリリークを起こした模様。(本家サイトをみると、推奨2Gって書いてある。)
いろいろ模索して、zipファイルのインデックス作成でこけていることが分かった。(zipファイルをメモリに展開してフニャフニャするうちにリソースがなくなったのか?)

とにかく、zipファイルを検索対象からはずすことで、問題なくインデックス作成することができた。
zipファイルの中まではいいよね〜、いいことにしよう。

さぁ、検索だ

検索ページを開くと、Googleのようなシンプルなページが表示される。あとは、キーワードを入力して、検索ボタンをクリックするだけ。レスポンスも良好。素晴らしい。

話は変わって

OmniFind Yahoo! EditionはJava全文検索エンジンLuceneを使って作られている。OmniFindを見つけていなかったらLucene使って自作しようとも考えていたが、自作してもOmniFindほど完成度の高いものは作れなかっただろう。

また、管理画面はJavaScriptフレームワークDojoを使って作られている。使い勝手がとてもいい。見た目もかわいい感じ。UIの作り方としても勉強になった。